会社経営で大切にしているもの

syaze
会社を経営していくなかで、大切にしていること。

僕のなかで一番、これだ!というのは社是です。
今は、ミッションとか経営理念とか色んな言い方があると思いますが、社是として表現している、3つの言葉が一番大切です。

中小企業の経営者って、自分が憲法みたいになっちゃって、僕も多分にあると思うんですが、社是だけは僕を筆頭にみんなで守って育てます。

 

【社是】

 

1.「年輪を刻む。」

 

この年輪っていうのは、いわゆる木の年輪です。

短い期間でどんどん大きくなる木は、当然年輪の幅が広いんですよね。太陽の方を向いて成長するんで、年輪がいびつに楕円形になってたりとか。

一方で、少しずつしか年輪を刻まないけど、きれーいな丸、例えば檜とか両方の木を比べた時に、強度が全く違うんです。

いわゆる、会社がどんどん成長すること、どんどん利益が上がること、
例えば、株式を公開すること、欧米的な経営マネージメントに対して、これまでは一生懸命自分も勉強して取り組んできてたんですけど、すごい違和感が・・・。

そんな時、この言葉を知って、「ああ、僕がしたいのは、どんどん短期間で成長する木ではなく、毎年少しずつ、経済環境、事業環境がどうであれ、きっちり成長する木」だなあと。

年輪を刻む理由は、従業員の一人ひとりが、物心両面で少しずつ会社の成長とともに、みんなも豊かになっていくのを、やっぱ実現したいなぁと思ってですね。

 

2.「衆知を集める。」

 

僕は、どちらかというと、他人の言うことは聞かずに、自分で、俺こそが正解!

みたいに思って、走ってくることが若い時多かったんですけど、ビジネスをしていくときに、みんなが本当に考えているのか疑問でした。
多くの企業って、従業員の頭を使ってないですよね。

従業員の手や口や足は使ってるけど、頭は思考をストップしてる。
すると、働き甲斐の部分でも大切なものが欠落しちゃう。

企業ですから競争があります、ライバルに勝っていく必要がある、でも知恵が出てこない。
衆知を集められる組織。

今、そこに更につけ加えているのが、「ワンツースリーサーバーが成長すると世の中がよくなるね」って言われる会社にしたいって書いてあるんです。

うちの会社が成長を遂げた時に、取引先もみんなが少しずつ良くなる。
ワンツースリーが良くなるから、みたいに、思える会社でありたいです。

 

3.「最善の上の最善。」

 

うまくいけばうまくいったことにおごりが出て、そこが、ウィークなポイントになったりします。だから今日の最善は、明日も最善じゃないんだよ、終わらない進化をしなきゃダメなんだよ、と。
最善でいいんじゃなくて、最善の上の最善をずーっと取り組み続けましょう。

今の話は、大学で一生懸命経営学を学んだ人は、違和感があると思います。
全く真逆みたいなことを僕言ってるんで。

僕自身も、多分、普通に経営学を学んできたんで、こういう考えにすぐ至ったわけではないんですけれども、いろいろやってきた上で、更にこれからの会社というものが、社会の中でどういう役割を果たすのか、と考えるときに、そこに行き着いたんです。

この会社ならやりがいだとか、自信だとか自分が関わってる!っていう、気持ちを持てるんじゃないかな。

最近はブラック企業とかニュースで多く取り上げられたりして、就職をこれからしていこうっていう方の不安でもあるかと思います。

いわゆる労働環境ですけど、まだ小さな会社なんで、そんなに恵まれてるわけではないです。正直ね。例えば膨大な時間の残業をするとか。

でも従業員の人たちを、道具のように使い倒すみたいな思いは僕たちにはなくて、管理会計上で言うと、従業員の人のお給料って経費なんですよね。お金は出て行くものなんですよ。バランスシートとか、損益計算書で、特に損益計算書で出てくる人っていうのは、お金が出て行く方ですから。

でも、一方で人っていうのは、すごい、資産でもあると思うんですよ。

投資効率の一番いい資産。

要は、仕事をするなかで、自分の人生・・・家族や自分の、人生で、幸せに生きることが、僕や従業員にとって一番重要なので、働くことで摩耗したりして、不幸になるというのは、ちょっと本末転倒だなと思うんですね。